ファン? 消費者? プロ? その属性やモチベーションなどが様々な検索ユーザー。
ここでは、インターネット利用動向やターゲットユーザーの分類法などを紹介します。
Webサイトのターゲットユーザーを絞れていますか?
ここで紹介するのは、平成19年の総務省によるインターネット利用の調査結果です。
2年前の調査ですが、インターネットは若い人だけのものではないということが分かります。
特に、注目すべきは50~59歳の人でも81%がインターネットを利用していることです。
あと5年もすれば、その割合が60代へとスライドするわけですから、
年齢によるインターネット利用率の格差は、ほとんどなくなるでしょう。
平成19年「通信利用動向調査」(総務省)
だからと言って、すべての人をターゲットにしたWebサイトを作ろうとするのは間違いです。
多くの人に好かれようとするサイト(何でも有りのサイト)は、何の特徴もないサイト、つまり魅力の無いサイトになることが多いからです。
特に中小規模のサイトでは、ターゲットユーザーを明確にしなければWeb上の
最大手をライバルにすることになり勝ち目はありません。
Webサイトで商売を行うのであれば、扱う商材によって、どのようなユーザーに閲覧して欲しいのか また、何を目的に訪れて欲しいのかというようなターゲットユーザーを明確にするべきです。
実店舗のような物理的な商圏(移動距離や時間による括り)の無いインターネットでは、
ターゲットユーザーの明確化とキーワードの選定がWebビジネス上の商圏であり、
SEOにおける大きな鍵となります。
特にターゲートユーザーの選定は、後のキーワードの選定、サイトの構造、ページのデザインなど
すべてに影響を与える最も重要な要素と言えます。
ターゲットユーザーが文字入力自体が苦手(パソコンが苦手)な場合、
そもそもWebサイトでのビジネス自体を検討する必要があるかもしれません。
パソコンが苦手なユーザーがターゲットユーザーだった場合には、
ブラウザの操作(クリックやスクロールを極力抑える)も含めて、
サイト構造やページデザインを検討する必要も出てくるでしょう。
検索エンジンのキーワードは単ワードで、検索結果上位3位以内に入ることは必須(スクロールしない可能性有り)、
サイト内は、ファーストビューで目的の情報を的確に表現し、
少ないステップでコンバージョンに結びつけるサイト構造にするなどの検討が必要でしょう。
ターゲットユーザーがWebに慣れている場合、SEO(検索エンジン最適化)だけではなく
中間コンテンツ(ニュースサイトや比較サイトなど)やソーシャルメディア(ソーシャルブックマーク、ニュースなど)
への最適化も必要になるかもしれません。
特にどこでも買えるような一般的な商材だった場合には、比較サイトやショッピングモールへの
出店の検討も必要でしょう。
ターゲットユーザーが、検索に慣れている場合、的確なキーワードや検索結果への表示状態の
最適化が必要になるかもしれません。
使う検索エンジン、キーワードの入力方法、検索結果での魅力的なタイトルやスニペット、
ランディングページの情報デザインなど、セッカチで判断が速いユーザーであることを想定した対策が必要になるでしょう。
キーワードは、様々な比較検討をされることを念頭に置き、複合キーワードでの検索に対応できるように
ページ内の項目や文章に工夫する必要があります。
ターゲットユーザーがサイトで扱うジャンルの知識に乏しいユーザーの場合、
比較サイトやコミュニティーサイトなどの中間コンテンツにも力を入れる必要があるかもしれません。
また、キーワードの選定も具体的な専門用語などのキーワードより、
カテゴリー名のような大きな枠でのキーワードに力を入れる必要があるでしょう。
ターゲットユーザーが、自社商品を知らないユーザーの場合(ただし、商品ジャンルの知識は豊富)、
他社商品との比較コンテンツに力を入れる必要があるかもしれません。
キーワードは、商品ジャンル、商品の特徴、などで上位表示できるような施策が必要でしょう。
その他にも、購入意欲、地域、年齢、性別・・・様々な条件での分類方法が考えられます。
サイトのターゲットユーザーを確実に把握することで、重視する検索エンジンンの種類、キー
ワードの選定方法、魅力的なタイトルや説明文の書き方、サイトの構造などを最適化し効率的に
SEO を実践できるようになります。
トラックバックURL: http://seo-produce.com/mt/mt-tb-seo.cgi/1
コメントする